散らかった部屋には、必要なものも不要なものもごちゃ混ぜになってしまっています。
片付けを始めようと決心しても、どのように進めていけばいいのかが分からず、時間ばかりが過ぎてしまうこともよくあります。
「整理された部屋の片付け方とは、一体どこから手をつけるべきか?」。これには、それぞれの人のスタイルに合った方法が存在します。
部屋の整理の取りかかり方【すぐに始めたい方へのスタートガイド】
まずは、部屋の不用品を整理しよう!
部屋の片付けをすぐに始めたいのであれば、まずは「整理」から手をつけましょう。
「整理」とは、使わない物を部屋から取り除くことです。部屋にある不用品を手放すことで、スペースを上手に活用できるようになります。
ゴミ袋を用意し、不要なものをどんどん捨てていきましょう。
整理すべき場所を優先順位で考える際、特に重要なのが「床」のスペースです。床に物があると歩く時につまづいたり、掃除もしにくくなります。
床はいつも物を置かないように心がけましょう。
次に重要なのが「デスクの上」です。食事や作業をする時に物が置いてあると、スムーズに整理整頓しにくくなるでしょう。
よく使う場所を中心に、整理の順序を決めていきましょう。「必要なもの」をすぐに使わない場合は、「収納場所」にしまっておきましょう。
収納スペースの整理も忘れずに
部屋の片付けが終わったら、次は収納スペースの整理に着手しましょう。
収納スペースが満杯だと、使わない物を保管する場所がなくなってしまいます。
まず、収納エリアから全ての物を出し、「不要」「必要」「判断が難しい」という3つのカテゴリーに分けて整理しましょう。
整理が完了したら、「必要」と「判断が難しい」物を収納スペースに戻し、不要な物は手放してください。収納スペースは30%から40%程度空けておくのが理想です。
大切なポイント
限られた時間で整理する際には、避けるべきことがあります。
「考え込む」ことは時間がもったいなので、「必要」「不必要」を素早く判断することに集中しましょう。
過去の思い出に浸ることも避けたほうがいいですね。
計画的に部屋を片付ける方法
計画的に部屋を片付けたい場合、最初に基本的なルールを決めることがおすすめです。
例えば、「1年間使わなかった物は捨てる」「写真はデジタル化する」「1シーズン着なかった服は手放す」「本は電子化する」「使わない物は保管しない」など、持ち物に関するルールを設けましょう。
これらのルールに沿って整理を進めていくことが重要です。
整頓された部屋への片付けのための6つのポイント
部屋を整理整頓するための重要なポイントを、いくつかご紹介します。
狭いスペースの整理の重要性
部屋の中の小さなスペースをうまく整理できるかどうかは、片付け能力を測る大きな指標となります。
片付けが得意な人は狭いスペースでも上手に整理できますが、得意でない人はそこで止まってしまいがちです。
例として、「財布の中身」「本棚や引き出しの中」「書類のファイリング」などがあります。小さなスペースの整理がうまくできない人は、広いスペースの片付けも難しい傾向にあります。
財布を整理する際は、「ポイントカードの必要性」「長期間使われていないカードの有無」「財布の適切なメンテナンス」などのポイントを考えます。
部屋が散らかっている場合、日常生活の整理も不十分であることが多いです。まずは狭いエリアから整理を始めてみましょう。
定期的なゴミ捨ての重要性
ゴミは溜め込まず、定期的に整理することが大切です。ゴミ箱を含め、ゴミの保管場所を常に整頓された状態に保つことも重要です。
また、一日の始まりや終わりにゴミを捨てる習慣を身につけましょう。
デジタル化とデータ保存の活用
書類や写真、書籍などはデジタル化して保存するとスペースを確保できます。
紙ベースのものは場所を取るため、デジタル化によってスペースを上手に活用しましょう。
- 写真はデジタル化して、CDやクラウドに保存。
- 不要な書類はスキャン、またはスマホで撮影して保存。
- メモはパソコンでタイピングして行う。
日々の小さな努力が、長期的には大きな変化をもたらします。
部屋の整理ルールを設定し徹底する
スムーズな部屋整理のためには、事前にルールを設定し、それを徹底することが大切です。
- 部屋で使うものだけを保持。
- 物は使用する場所の近くに置く。
- 1年間使わなかったものは捨てる。
- 机やテーブルの上には使用中のものだけを置く。
これらの簡単なルールに従うことで、部屋を整理しやすくなります。忙しい時でも、ルールに基づいて短時間で片付けが可能になります。
これからの自分に必要かどうかを考慮する
現在所有しているものの多くは、今までの自分にとって必要だったものです。
これらは今までの自分が集めた物の集合体に過ぎないため、これからの自分に必要かどうか判断し、いらないと感じたら捨ててしまいましょう。
思い出に没頭しないこと
収納を整理しているとき、懐かしい品物に出くわすことがあります。
思い出に浸ることは決していけないことではありませんが、整理の作業中に深く没頭してしまうと、スムーズに片付けができなくなってしまいます。
「整理の作業時間」と「懐かしい思い出に浸る時間」は、しっかりと分けて設定しましょう。
まとめ
部屋の片付けについて、どのように始めるべきかご理解いただけたでしょうか?
片付けを始める最初のステップは「整理」です。不要な物を選んで手放すことから取り組みましょう。