日常使う机は、常に整理されていますか?
オフィスの机、作業スペース、自宅の食卓、勉強用の机など、私たちの生活の中にはさまざまな机があります。多くの人が、日々何かしらの形で机を利用しています。
学校や家庭では、机を整理することの大切さを学びますが、興味がない場合や他のことに集中している場合は、この習慣を身に付けるのは難しいです。私自身、子供の頃は遊びたいと思っていて、片付けをしたくなかったことを覚えています。
「机を片付けなさい」と言われることは多いですが、
- 具体的にどう片付けるのか?
- そもそもなぜ机を整理する必要があるのか?
これらの点について納得していないと、上手に取り組むのは困難です。整理の最適な状態がわからなければ、習慣化も難しいですよね。
それでも、机の整理は基本であり、家事のスムーズさにも大きく関係します。まずは簡単な整理から始めてみましょう。
机の整頓が示すあなたの考え方のパターン
日常的に使用する机の様子は、その人の考え方のパターンを映し出すものと言えます。整理整頓のスキルを磨いて、修正したほうがよい部分を見直ししましょう。
あなたが主に使う机の目的は?
「机」という単語を辞書で調べると、おおよそ以下のような定義がのっています。
- 読書や書き物、仕事をするための台。
- 食事時に食器を置く台、つまり食卓。
辞書では、学習、仕事、食事以外の用途の机に関する記述は見当たりません。
あなたが通常使用する机は、どのような目的で使っていますか?
元々の用途に応じた使用方法をしているでしょうか?もし異なる場合、何か変更を加えることが必要かもしれません。
机が片付いている=部屋も整理されている=考え方も整理されている!
机が整理されている人は、部屋も同様に整理されていることが多いですよね。机が整頓されていても、部屋が散らかっている人にはなかなか出会わないものです。
これは、その人の考え方が整理されていることを示しています。考え方の整理がなされていない場合、他の面でも整理されていないことが多いです。
オフィス、家庭、パソコンのデータ管理、机など、一箇所でも整理ができれば、他の場所も整理できると言えます。そして、整理整頓ができる人は家事もスムーズにこなせる傾向にあります。
整頓されていない机は家事がスムーズにならない
整頓された机は、家事がスムーズを高めます。反対に、整頓されていない机は時間を必要以上に使ってしまいがちです。
【例1】整理不足で作業がスムーズにならない
机が整頓されていない場合、余計な物が散らばっています。
そのため、整理されていれば10分で終わる作業が、散らかっていると20分かかることもあります。この10分が、1年で約60時間にもなります。
余計な作業をしないためにも、整理整頓を心がけましょう。
【例2】必要な物の探索に時間を使ってしまう
日常的に使う物が見つからないと、それを探す時間も使ってしまいます。
たとえば、1日に1分の探し物が1年で約6時間にもなります。時間を上手に使うためにも物の管理は大切です。
【例3】散らかった机で家事の内容そのものも微妙に
家事での机の状態は、その人の考え方を反映します。
作業速度が遅かったり、忘れ物が多い人は、必要な物と不要な物が混在していることがあります。
これは作業自体にも反映され、家事自体がスムーズに進まない状況を招きます。家事がスムーズになるためにも、机の整理整頓は重要です。
自分に合った整理整頓ルールで始めよう!机整理の3つのステップ
整理整頓が得意でない方や習慣化できていない方に向けて、3つのシンプルでおすすめな方法をご提案します。
これらはすぐに取り組むことができるので、机の片付けに活用してみてください。
「不要ならすぐに手放す」のルール
物を整理する際の一つの基準として、物が「必要か不必要か」を判断する原則を設定しましょう。
以下のいずれかの条件に当てはまる場合は捨てる対象とします。
- 捨てても大丈夫なもの
- 過去1年間使われていないもの
- 代替品があるもの
これらの条件に一つでも該当すれば、そのアイテムは手放すと決めましょう。この方法で素早く分類することができますので、ぜひ試してみてください。
「その日のうちに整理」のルール
一時的に置いた物がそのままになってしまうことはあります。
これが1週間続けば、7日分の物が溜まってしまいます。後で整理するとなると、その7日分の処理に時間を使うことになります。
「その日のうちに片付ける」というルールを決めて守りましょう。そうすることで、机を整頓された状態に保つことができます。
「最初から置かない」方法
机の上に物を一切置かないという方法は、実は非常におすすめです。
物を置かないことで、机は常に整理された状態を保つことができます。物を置く際には、「いつ使うのか」という点を考慮し、「直ぐに使う」以外の物は極力置かないようにしましょう。
この自分ルールに従えば、物の管理も楽になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
整理整頓は一過性のものではなく、継続的に行うことが重要です。始めやすい方法として、自宅の机を1週間整頓された状態に保つことから試してみましょう。
これはお部屋全体を整えることにもつながり、整理整頓の習慣が自然とできるようになります。さあ、第一歩を踏み出してみましょう。